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空に問う、蒼い鳥は孤独なのか?

イベント 『じっくり語り語られてみよう』に参加し,作品について語っています.作品へのネガティブな表記・ネタばれを含む場合がありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.他の方の語り記事一覧 → 『No.16: 伊織と千早と蒼い鳥


tloP。
 自分はアイマスMADはアイマスの延長線だと考える。描けなかった物語、果たせなかった約束、あるいは可能性の未来。故に、それぞれの作品に何らかの背景が存在するのなら、まずはそれを自分の中に落とし込む事から始める。なので、この作品に関しても小話を読み込んだ後で視聴させていただいたわけであるが・・・よくぞ、この二人の物語を組み込めたな、と。
 千早には春香が、伊織にはやよいという、お互いを必要とするような存在がいる。そんな中で、傍から見れば接点など存在しない・・・少なくとも、彼女達に対して正面から踏み込まなければ気付かない、伊織と千早という、背中合わせでありながらも、向き合う二人、ある種の鏡面存在。そんな二人のステージは、協調でも対立でもなく、ましてや信頼などといった甘い幻想ではきっとない。そこにあるのは、お互いへの挑戦。それは彼女達がお互いが初期に抱いていた憤りによるものでもなく、決して己と交わる事は無かろうとも、間違いなく自身と対等と認め合った者同士が抱く、シンパシーのようなものだ。故に、このステージは、二人にとっての戦場なのだろう。相手を打ち倒す為ではなく、お互いが誰よりも高く飛翔するという意思の体現。そして、彼女たちは羽撃たいた。その翼が舞う先は、同じ行き先では決してないだろう。だが、それを孤独とは最早誰も思うまい。小夜啼鳥と金糸雀は空が繋がっているのだと知ったのだから。
 と、まぁ自分の勝手な妄想夜話はさておき。この作品は、小話と動画でもって初めて一つの作品になるわけで、動画だけで全て読み取る事が出来る人間は中々いないと思われる。特に、上記にもあるように千早と伊織の関係性を、それ相応に認識している人間でなければかなり困難であろう。恐らく、この動画を先に見た人間で、少なからず彼女達に思い入れがあれば小話に手を出すだろうし、ただの動画としてしか見ない人間は、ただの文字演出とカメラワークが素晴らしい動画止まりだ。無論、その良し悪しをここで論じる事は無意味だが。ただ、この作品は間違いなく、彼女達の物語の一端であり、これからも羽ばたき続ける空の一欠けらだ。何故なら、それは何処までも高く存在する。だからこそ、この二羽の小鳥達が大きな翼を手にするその一歩であって欲しいと、そう思うわけである。それは、たとえ小話を読んでいなくても感じただろうし、読後の視聴でも変わらないものだ。だからこそ、彼女達は現状に満足はしないだろう。
『まだまだ、ね』 『まだまだ、よ』
空は何処までも高く、翼は誰よりも大きく、彼女達は羽撃たき続ける。

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